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後藤徹氏の準備書面(6)

先回掲載した後藤徹氏の兄らの準備書面(第3)に対する反論、後藤徹氏の準備書面(6)を掲載する。よく読み比べていただきたい。
準備書面(6)

平成24年2月21日

東京地方裁判所民事第12部 御中

 
原告訴訟代理人弁護士  福 本 修 也

 
 本書面においては,被告■<後藤徹氏の兄>らの2011年12月19日付準備書面(第3)に対する反論を行う。
                 

第1 「第1」に対して
1 「1」に対して
(1)「(1)」は不正確なので否認する。
 被告■<後藤徹氏の兄>らは,文師が日本に留学した際,「早稲田大学附属高等工学校」で学んだと主張するが,正確には,「早稲田大学附属早稲田高等工学校」である。
 また同被告等は文師が,「社会秩序を乱した罪で北朝鮮で1948年に実刑判決を受けた。朝鮮戦争の動乱期に韓国に逃走した後にも、同種事件で1955年にソウルで逮捕されている。これらの判決や逮捕は、文鮮明が多くの女性と性関係を持ったことが理由と言われている」と述べるが、これらも事実に反する。文師は1946年6月6日、平壌に行き伝道活動をするようになったが、既成キリスト教会の多くの信徒達が文師のもとに集まるようになり、これに危機感を抱いた既成教会の牧師達は,当局に虚偽の投書を行ったのであった。おりしも北朝鮮では1946年2月に金日成を中心とする共産党政府(北朝鮮臨時人民委員会)が発足し、反政府的なキリスト教会に対する弾圧を始めていた。こうした状況下、文師は1948年2月22日、共産党の宗教抹殺政策によって拘束されたのである。従って,多くの女性と性関係を持ったことが理由で逮捕されたものではない。同年4月7日、文師は公判によって「社会秩序紊乱罪」により5年の刑を受けているが,実際には政治犯等が主に収用され,しかも多くの囚人達が3年以内に死去する興南(フンナム)の強制収容所に送られたものであり,独裁政権の下,人権侵害を受けたものに他ならない。次に同被告等は、「朝鮮戦争の動乱期に韓国に逃走した」と主張するが,上記の通り、人権侵害を目的とした施設にて拘束を受けていたのであるから,「逃走」ではなく「脱出」が正しい。これは,1950年9月15日にマッカーサー率いる国連軍が仁川上陸作戦を決行した際,同時に興南を空爆したために,文師を含む囚人達の一部は,奇跡的に強制収容所から脱出することができたのである。文師は1955年7月4日、西大門刑務所に勾留されたが、これは「兵役法違反」の嫌疑のためであって,女性と性関係を持ったことが理由ではない。しかもこの事件は、公判によって「無罪」判決が言い渡され確定している。なお,ソウル高等法院が1974年7月1日に発行した「刑事裁判所の確認証明書」においても,同事件における文師の嫌疑は「兵役法違反」と記されている。
 同被告等は,「韓鶴子(1944年生まれ)」と主張するが、正しくは「1943年生まれ」である。また、同被告等は「韓鶴子との間には12人の子がいる」と主張するが、正しくは14人である。

 同被告等は,文師の長男文孝進と結婚した洪蘭淑は孝進の虐待に耐えかねて自宅を出て離婚したと主張する。これは、洪蘭淑の著書とされる書籍に依存した主張であるが,同書籍は同人が知り得ない内容が記されるなど内容に信憑性はない。なお,文孝進はその後、崔妍娥と再婚し,3男2女をもうけ円満な家庭生活を送っている。また、同被告等は,長男孝進が2000年3月17日に死去した旨主張するが、正しくは2000年ではなく2008年の3月17日である。

(2)「(2)」は不正確なので否認する。
 統一教会が、「1961年に成立した朴政権に反共活動の面で利用」された事実はなく,統一教会が米国で「様々な政治工作を展開」した事実もない。コリアゲート事件の際,米国議会で証言した韓国統一教会の古参信者は「朴晋煕」ではなく「朴普煕」であり,1979年ではなく1978年である。朴普煕が1961年にワシントンDCの韓国大使館付武官補佐として任官していた経歴があったことなどからフレーザー下院議員は「1961年にKCIA部長の金鍾泌氏が統一教会を創立した」「朴普煕はKCIAの工作員」などの主張を行った。しかしながら,統一教会創立は朴正煕大統領と金鍾泌議員が権力を握った1961年より7年も前の1954年5月1日のことであり,朴普煕はKCIAとは関係がない。同人の証言によりフレーザー下院議員の主張はことごとく排斥されている。
 脱税との理由で文師が神山威(元日本統一協会会長)と共に米国で実刑判決を受け、1984年7月から1年余り下獄した事実はあるが,この事件は、宗教団体の活動費を代表者の名義で預金するという,一般の宗教団体が行っていたことに関して文師だけが特別に起訴されたもので,米国政府による人種差別,宗教迫害の背景を有していたものであり,米国キリスト教協議会、米国バプテスト教会、モルモン教会、南部キリスト教指導者会議などをはじめとする統一教会以外の40の宗教団体が、文師の無罪を主張し「文師支援」を表明して信教の自由運動を展開するに至っている。ちなみにピューリッツァ賞受賞作家のカールトン・シャーウッド氏も著書『INQUISITION(異端審問)』の中で,この裁判が宗教迫害であった事実を明らかにしている。

(3)「(3)」は否認する
 日本から韓国に送られた資金をもとに統一重工業や一信石材、一和、世界日報などの企業が設立運営された事実はない。統一教会における「献金」は、国内での宣教活動をはじめ、海外190か国以上の国々における宣教活動を支援する目的で用いられているものであり、「献金」が宣教以外のビジネスなどに使用されてきた事実はない。従って,「日本の統一協会組織からの送金の減少」のために韓国の統一教会系企業が事実上倒産したなどという事実もない。

(4)「(4)」に対して
 第1段は否認する。信者になった若者が、反対する両親を自分の本当の親ではないとしてサタン呼ばわりする事実はない。

 第2段は否認する。統一教会が大理石壷や人参液を霊感商法の手口を用いて販売した事実はない。また、日本の統一教会信者が文師のもとに資金を送金した事実もない。

 第3段は否認する。実際には,日本はエバ国家(母親の国)として世界中の人々を教育する使命があると言われているものである。

 第4段は,文師とその側近とがソ連のゴルバチョフや北朝鮮の金日成等にあった事実を認め,その余は否認する。文師は真の世界平和の実現を目ざし,共産主義世界の終焉のため尽力してきたものであり,今も,朝鮮半島の平和的統一を悲願として活動しているものである。

2 「2」に対して
(1)「(1)」及び「(2)」に対して
 判決の存在は認め,その余は否認する。
 被告宮村,同松永のように統一教会に反対する牧師等反対派は全国におり,全国で統一教会信者を脱会させるための活動を行ってきたものであるが,統一教会信者が反対派活動からの脱会説得を受け,統一教会の教理を真理でないと誤解させられるに至った場合,現役の信者であった時に行った献金等の返還を図ることとなる。しかし,自由意思により献金等した事実を主張すれば,請求が認められないことから,元信者等はマスコミが展開する霊感商法批判を背景に,裁判では事実をねじ曲げ,「霊界の話や因縁話によって欺罔・強迫させられて献金させられた」などの主張・供述を行うことが殆どである。この結果,統一教会の敗訴事例が複数生じたものであるが,最近は事実に基づく公正な認定を行う判決が増加しており,原告の請求の大部分を棄却する判決や統一教会の勝訴事例も現れている。
 なお,ビデオセンターは信徒組織が伝道のために運営している施設であって,統一教会が運営している施設ではなく、統一教会が正体を隠した伝道活動を行っている事実はない。
 

(2)「(3)」は否認ないし不知。
 ビデオセンターは信徒組織が運営する施設であって,統一教会が運営するものではない。また,統一教会は販売活動は行っていない。
 

(3)「(4)」に対して
ア 「ア」は否認する。献身制度は1983年頃に古田元男という信者が組織した全国規模の信徒会が採っていた制度であって,統一教会の制度ではない。同信徒会は1982年頃解体したものであり,それと同時に献身制度もなくなったものである。
 渡韓した約6000人の女性信者の多くは短期間に韓国語を習得し,韓国での生活にも馴染んで揺るぎなき生活基盤を築いている。ちなみに,学術分野に関して言えば,渡韓した日本人信者婦人達で組織する在韓日本婦人会が昨年10月に実施したアンケートによると,回答した1052名について,高等教育機関で働く者の内訳は,大学教授10名,大学助教授2名,大学講師92名,短期大学講師2名であり,その他,小中高等学校などの公的機関で講師をしてる者は327名であった。また,上記1052名中,渡韓後,韓国で高等教育を受けた者の内訳は,大学院卒47名,大学院在学中3名,大卒102名,大学在学中48名,短大卒3名,専門学校卒12名専門学校在学中2名であった。従って,学術分野に限って見ても,韓国で「慣れない生活を営んでいる」などの主張は事実の裏付けを欠いている。

イ 「イ」は否認する。
 ビデオセンターは統一教会の施設ではなく,統一教会が正体を隠した伝道を行っているわけではない。また,原告は被告■<後藤徹氏の兄>よりビデオセンターを紹介され,同所にて統一教会の教理である統一原理を学んだものであるが,これを真理であると確信するに至ったからこそ統一教会の信仰を持つに至ったものであるが,原告が重要視したのはあくまでも教理が真理か否かであって,統一教会の教えか否かではない。即ち,一定の教義が真理であるか否かは,その教義自体によって決まるのであって,統一教会の教理か否かによって決まるのではないのである。従って,統一教会であることを隠して伝道されたから真理であると信じたとか,信仰を持つに至ったなどという主張は実際にはあり得ないことであり,「正体を隠した伝道により・・・」との主張は,脱会した元信者が統一教会に対する請求をことさらに理由あらしめるために利用した屁理屈に他ならない。また,原告も含め,統一教会の信仰を持つに至る者達は,統一原理を真理と確信するのみならず,文師の歩みに感動し,文師こそは人類の再臨のメシヤであり,文師が提唱する統一運動こそは,地上天国実現のための運動であると確信するからこそ,統一教会の信仰を持つに至るのであって,先祖の因縁話や地獄の話で畏怖させられて信仰を持つに至るのではない。そもそも,先祖の因縁話や霊界の話が恐ろしかったから教理を信じたとか信仰を持ったなどということは実際にはあり得ないのであって,これも,脱会した元信者等が,統一教会に対する請求をことさらに理由あらしめるために利用した屁理屈である。即ち,一定の教理を真理と確信している者に対しては,教理にある霊界の話や地獄の話が意思決定に影響を持つことはあり得るが,信じてもいない者達にいくら霊界の話や地獄の話をしても意思決定に影響を与えることはあり得ない。このような屁理屈が,こと統一教会裁判において通用したのは,反対活動家やマスコミが造り出した反統一教会的雰囲気に裁判所までが影響されたことの結果としか言いようがないが,最近の裁判例においては,反対派等の主張に盲従する姿勢を脱し,公正な認定判断を下す傾向が見られるに至っている。
 
ウ 「ウ」は否認する。
 前述の通り,統一教会の信仰を持つに至る者は,統一原理を真理と確信し,文師が人類の再臨のメシヤであり,統一運動が地上天国実現のための運動であると確信するから統一教会の信仰を持つに至るのであって,そのような信仰と確信があるからこそ,統一教会を辞めないのである。「疑うこと自体が罪」との思い込みや思考・感情のコントロール,及びやめることの害悪によって辞められないのではない。
 
エ 「エ」に対して
 第1段は,「被害相談」については不知であり,その余は否認する。
 第2段,第3段は否認する。
 
(4)「(5)」に対して
 何件か刑事事件が起きていることは認める。これは,従前は規制されていなかった行為について特定商取引法の制定により罰則違反とされるに至った軽微な経済事犯について,販売員達と統一教会との組織的関連を邪推した当局が過剰な捜査を行った結果である。なお,判決においては,統一教会との組織的関係は何ら認定されていない。
 
(5)「(6)」に対して
ア 「ア」に対して,合同結婚式の事実及び献金等の事実を認め,その余は否認する。参加者からの献金は,会場設営費や,開発途上国からの参加者のための渡航費の支援に用いられているものであって,利益を生じているものではない。
 
イ 「イ」は否認する。
 信者は,原罪を清算するには,再臨のメシヤである文鮮明師の祝福を受けることが必要であると信じているものである。合同結婚式に参加するか否かは各信者の自由であり,信者等が組織のいいなりになって活動している事実はない。家庭生活については,家庭生活開始時について教義上の制限があるだけであり,入籍や手を握ることなどは各人の自由である。
 
ウ 「ウ」に対して
 第1段は否認する。相手を選んだのが文師であったとしても,相手を受け容れ,婚姻意思をもって入籍した以上,婚姻は有効である。

 第2段,第3段は認める。婚姻無効が認められた事例はどれも,婚姻生活を開始する以前の段階で婚姻無効裁判や審判が提起された事例であり,実質的婚姻意思が欠如しているとの個別の事情の故に婚姻無効を認める判決や審判が下されたものである。文師が相手を選んだとの理由により婚姻無効が認めれたものではない。現に,婚姻生活を開始した後の事例について婚姻無効判決や審判が認められた事案はない。また,婚姻無効が認められた事案の多くは,結婚生活開始前に,女性信者が原告のように親族等によって拉致監禁され,脱会強要を受けたというものであり,しかもその殆どは,相手方が外国人であるために欠席裁判によって判決が下されたものである。甲11号証の陳述書を記したMKも,婚姻無効裁判を提起しない限り宮村らによる監禁から解放されない状況下におかれ,意に反して訴えを提起した旨述べている(7頁24~35行,9頁3行~34行)。

 第4段は不知。
エ 「エ」は否認する。世界平和女性連合は統一教会の友好団体であってダミー組織ではない。また,同連合が海外で行っていたのは真の家庭推進運動であって伝道活動ではない。
 
(6)「(7)」に対して
ア 「ア」は否認する。信者は自由意思で献身的に活動しているものであって被害者ではない。同様に伝道された者も被害者ではない。また,伝道は自由意思で行っているものである。
 
イ  「イ」は否認する。信者は反社会的活動を行ってはいない。なお,被告宮村等は,「統一教会の信者になると反社会的活動を行うので,親の責任で脱会させなければならない」なる口実の元に,信者の父兄等に対し,信者を拉致監禁して脱会させるよう追い詰めることを常套手段としているものである。
 原告が霊感商法に関与した事実はない。
 
第2 「第2」に対して
1 「1」に対して
(1)「(1)」は否認する。
 統一教会に献身なる制度はない。なお,古田元男が1983年頃組織した前記信徒会には献身制度があり,青年信徒等が「ホーム」なる拠点にて共同生活を送っていたことがあったが,同組織も1993年頃に解体している。
 統一教会には,カインはアベルに絶対服従すべきとの教えはなく,各人,各家庭が主体的に信仰生活を送っているものである。
 統一教会においても信徒会においても,「この世の法律より天法が優先する」とか,「統一教会の目的のために小さい悪は許される」などの教えはなく,そのような指導も存在しない。
 
(2)「(2)」は否認する。
 家族の話を聞いてはならないなどの指導は一切無い。被告松永や被告宮村等の反対派牧師等が監禁中に話す内容には,根拠のない内容が多いので,真に受けてはいけないとの指導があるだけである。なお,「統一教会信者は話し合いに応じようとはしない」「信者は自分の頭で考えようとしない」なる言説も,被告宮村等が信者の父兄に対して拉致監禁を扇動する際の口実に利用されている。また,フラワーホーム804号室においては,原告が監禁に抗議した際,被告宮村が,「自分の頭で考えられるようになるまではここから出られないぞ」などと述べ,監禁下での脱会説得に応じるよう強要している(甲9号証18頁26行~27行)。
 なお,統一教会の教義上,地獄とは,神の愛から遠い場所とされており,地獄に行ってからもがき苦しむなどの教義も指導も存在しない。
 
2 「2」に対して
 第1段について,被告■<後藤徹氏の兄>の考えについては不知。
 第2段,第3段は否認する。前述の通り,「統一教会信者は話し合いに応じようとはしない」「信者は自分の頭で考えようとしない」なる言説こそ,監禁を正当化する口実として利用されていたものである。
 第4段は否認する。被告■<後藤徹氏の兄>等は,単に脱会させればいいとの考え方を持っていたに止まらず,それ以上に,家族の信頼感関係の構築が「本当の目的」であった旨主張するが,フワラーホーム804号室において被告■<後藤徹氏の兄>は原告に対し,「お前のその態度はなんだ!本当ならぶん殴って半殺しにしてやるところだ!」などと絶叫し(甲9号証19頁27行~29行),また,原告の3度に亘るハンガーストライキの後には被告■<後藤徹氏の兄>等は原告に対して食事制裁をすることによって原告を瀕死の状態に陥れるなど,信頼関係の構築とは全く逆の行動に出ている。
 
3 「3」に対して
 第1段は否認する。被告■<後藤徹氏の兄>等は,原告が被告■<後藤徹氏の兄>等の話を十二分に聞いた上で脱会の意思を表明し,統一教会に対する脱会届を記してすら原告を解放しなかったものである。これは,原告が偽装脱会であることを疑ったからであり,原告が真に統一教会を脱会するまで解放しない方針であったからに他ならない。すなわち,被告■<後藤徹氏の兄>等が目指したのは正しい情報の提供や純粋な話し合いではあり得ないのであって,原告を脱会させることこそが被告■<後藤徹氏の兄>等の目的であったものに他ならない。

 第2段は否認する。被告■<後藤徹氏の兄>は,新潟のパレスマンション多門607号室において「言っておくが,この問題は絶対に許さんからな。この問題を解決するまでは絶対に妥協しないし,この環境もこのままだ。我々はどんな犠牲を払っても決着をつける。お前もそれは,覚悟しておけ」と述べるなど,原告が完全に統一教会を脱会するまでは監禁から解放しない旨宣言し脱会を強要している(甲9号証9頁1行~5行)。また,被告■<後藤徹氏の妹>も,フラワーホーム804号室において,「こんな調子だったら一生このままだから覚悟して」などと述べ,原告に対し脱会を強要している(甲9号証19頁30行~31行)。
 
4 「4」に対して
(1)「(1)」に対して
 第1段は否認する。原告は意に反して被告松永等の話を聞かされ,偽装脱会までして監禁から脱しようとしたものであったが,被告■<後藤徹氏の兄>等は原告の脱会の意思表明に疑いを持ち,完全に統一教会の信仰を棄教するまでは解放しないとの方針のもと監禁を継続し,棄教を図ったものである。
 なお,2001年2月に原告が監禁から脱すべく実力行使に出て以降は,被告■<後藤徹氏の兄>等は殆ど脱会説得を行わなった<ママ>がそれでも原告を監禁から解放しなかった。これは,原告が「弁護士を立てて訴えてやるからな!」「そっちが犯罪者になるぞ!」などと述べ,被告等の法的責任を追及する構えを見せていたからに他ならず(甲9号証28頁10~11行),原告が被告等を訴えることを妨げるためにひたすら監禁を継続したものである。
 
 第2段は,被告■<後藤徹氏の兄>が「原告を放置しておけない」と考えたとの主張を認め,その余は不知。正に,「原告を放置しておけない」と考えに基づき被告■<後藤徹氏の兄>等は原告を拉致監禁し脱会強要を行ったのであり,新潟及び東京における2箇所のマンションにおける拉致監禁,脱会強要において,原告の意思などは一切度外視されていたものである。
 第3段ないし第5段について,被告■<後藤徹氏の兄>等の認識については不知であるが,原告は終始一貫統一教会の信仰を持ち続けていたものであり,原告がフラワーホーム804号室から出なかったのは,被告宮村等と共謀した被告■<後藤徹氏の兄>等によって監禁され,出ることが出来なかったからに他ならない。
 
(2)「(2)」に対して
ア 「ア」は否認する。統一教会に氏族メシヤの教えがあるのは事実であるが,しかし,氏族のメシヤとして立つためにはまず自身が国際合同結婚式に参加して伴侶と共に理想家庭を築くと同時に,模範的な信仰生活を送って氏族のメシヤとしての歩みをしなければならない。従って,仮にマンションにおける出入りが自由にできたならば,原告はまず1995年8月25日に参加した国際合同結婚式で結ばれたSKと所帯を持ち,子をもうけて理想家庭の実現を目指したはずであるし,毎週日曜日には所属教会に通って礼拝に参加しつつ信徒同士の交流を持ち、また,折に触れ献金もするなどして,信仰者としての最低限度の務めは果たしたはずである。しかるに,原告は12年5ヶ月に亘って監禁され続けたために,日曜礼拝には一度も参加できず,伝道や献金も一切できず,それどころか,婚約者であるSKと連絡をとることすらできなかったのである。従って,氏族メシヤ活動のために原告がフラワーホーム804号室に止まったなどということはあり得ない。それどころか,仮に氏族メシヤのためにマンションに止まったなら,新潟のパレスマンション多門607号室に監禁されていた際,意に反して脱会の意思を表明する必要などなかったはずであり,統一教会批判を含む反省文など書く必要もなかったはずであって,1997年12月に荻窪フワラーホーム804号室で偽装脱会の事実を表明するまで偽装脱会を継続したこと自体,矛盾である。
 
 被告等は一方においては,統一教会信者は「本気で家族の話を聞いてはならないと教え込まれる」などと主張しておきながら,原告に関しては,氏族メシヤ活動のために家族と共にいたなど全く矛盾した主張をしているものである。1995年12月頃新潟のパレスマンション多門607号室にて原告が脱会の意思表明を偽装にて行った後,被告■<後藤徹氏の兄>等は,原告を拉致する前に原告が所属していた信徒会の部署より原告の所持品を持ち帰ったものであるが,被告■<後藤徹氏の兄>等はその中にあった書籍を元に被告■<後藤徹氏の兄>等の都合のいいように主張を構成しているものに他ならない。
 
イ 「イ」は否認する。
 原告は,信徒会における献身生活を辞め,一般の職を持ちSKと共に所帯を持つことを計画していたおりに被告■<後藤徹氏の兄>らによって拉致監禁されたものであり,信徒会における生活との比較で家族等と共にいたものではない。
 
ウ 「ウ」は否認する。
 ここでも被告■<後藤徹氏の兄>等は,統一教会信者は「本気で家族の話を聞いてはならないと教え込まれる」などの主張と全く矛盾した主張を行っている。原告が部屋から出なかったのは,被告■<後藤徹氏の兄>等によって監禁されていたからに他ならない。
 
エ 「エ」は否認する。
 絶望して気力を失ったのは,監禁に抵抗することに関してであって,信仰とは別次元のことである。12年間にも亘って物理的に脱出不能な部屋に監禁されれば,解放に向けて尽力することに絶望して気力を失うことはむしろ当然である。また,狭い部屋での運動には限りがあり,例え毎日15分運動できたとしても,12年5ヶ月間監禁されれば,不調を来すのは当然である。しかも原告の場合は3度に亘る長期ハンガーストライキの後,被告■<後藤徹氏の兄>等による食事制裁によって瀕死の状態にまで陥っており,むしろ被告■<後藤徹氏の兄>等によって「体力の衰弱」を来したものである。

以上

 
 
2012-03-20(Tue)
 

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婚約者がいたのに 

毎度毎度、私ばかりコメントして恐縮です。

<仮にマンションにおける出入りが自由にできたならば,原告はまず1995年8月25日に参加した国際合同結婚式で結ばれたSKと所帯を持ち,子をもうけて理想家庭の実現を目指したはずであるし,毎週日曜日には所属教会に通って礼拝に参加しつつ信徒同士の交流を持ち、また,折に触れ献金もするなどして,信仰者としての最低限度の務めは果たしたはずである>

肝心のことを忘れていました。
徹さんは当時、婚約をしていたんですね。
婚約者に連絡も取らずに、家族を救うためにマンションに居座る、なんてことはあり得ませんね。何のために婚約したんだ、って話になりますよね。

<12年間にも亘って物理的に脱出不能な部屋に監禁されれば,解放に向けて尽力することに絶望して気力を失うことはむしろ当然である。また,狭い部屋での運動には限りがあり,例え毎日15分運動できたとしても,12年5ヶ月間監禁されれば,不調を来すのは当然である>

想像力に欠けていました。
そういえば、徹さんは断食で衰弱したんですよね。タクシーに乗るお金も、食料を買うお金も奪い取られている上に、衰弱しきっている。家族らは「逃げようと思えば逃げられたのに、逃げなかった」と主張していますが、徹さんの身になって考えれば、そう易々と逃亡を企てることはできなかったことが分かります。
出るに出られない徹さんに対して、兄が「出て行けばいいじゃないか」と言ったということですね。
どうせ逃げられはしない、と踏んで、試しに寒風吹きすさぶ外の廊下に放り出した、ってことですね。

改めて、兄、妹らの卑劣さに憤りの情が湧いてきました。
そんじょそこらの虐待家族よりも陰湿、冷酷ですね。
2012-03-20 16:03 | みんな | URL   [ 編集 ]

刑務所生活との比較 

「健康維持のため一日15分程度、簡単な運動をしていた」

 後藤徹氏のこの陳述に、被告の兄弟ないし代理人たちはなぜか注目する。不思議な感性の持ち主たちである。
 刑務所生活と比較すれば、誰しも不思議と思うはず。

 徹氏の置かれた環境に比較的に近いのは、禁固刑で刑務所に入った受刑者の生活であろう。

 禁固刑は懲役刑と違い、強制労働は免除され、自由の剥奪のみが行われる刑である。
 つまり、一日中、ひたすら狭い檻の中にいなければならない刑である。

 しかしそうであっても、太陽の下で、1回40分間の運動が週3回認められている。
 最近読んだ新聞によれば、「骨を丈夫にする(十分なカルシウムを摂取する)には1日30分間、太陽に浴びることである」と書いてあった。 1日30分間の太陽は、牛乳3杯分に匹敵する、とも。

 旧態(明治時代)然とした非人間的な刑務所行政なのだが、それでも受刑者の健康には最低限の留意がなされている。

 想像を働かせよう。
 後藤徹氏は6畳間の中で、1週間トータルで105分の運動。禁固者は太陽の下で120分の運動である。

 日弁連は、被告兄弟の代理人山口貴士&荻上守生も同意見だと思うが、刑務所生活の改善を法務省に求めている。

 週に120分程度の運動は非人間的であり、受刑者の健康を損ねる、と。

 しかるに、山口&萩上弁護士は、徹氏の1日15分間の運動をしていたという陳述に、雀が躍る如く喜び、書面に綴るのである。

 不思議な感受性とは思いませんか。<裁判に勝ちたいという気持ちはわかるけど、客観的に見ればまるでバカみたいだ>


 以下は蛇足です。
 禁固者は希望すれば軽作業をすることができます。監視下の労働は苛烈ですが、檻の中に1日中いるよりマシ、と希望者は多いそうです。
 つまり、禁固の受刑者は徹氏より恵まれた環境にあるということです。

 もう一つ恵まれているのは、檻の中では同居者と、小声だろうけど、世間話ができるということです。
 これに比べ、徹氏は12年間も、雑談・世間話をすることがなかった。

 被告側は、精神が肉体に与える影響のことをまるで考慮していない!
 残念ながら、このことは徹氏の準備書面も同じなのです。
2012-03-22 17:38 | 米本 | URL   [ 編集 ]

刑務所生活以下 

想像してみればみるだけ、監禁という行為の残虐さに憤りを覚えます。

米本さんがコメントで、刑務所生活と、徹さんが過ごしたマンション生活とを比較されていますが、一読したときには、一つの読み物として「へぇ~」みたいな感じで読み終えていました。
しかし、快晴の日曜日に一日中、ゲームとかをして家の中で過ごしたという子供の話を聞きながら、日光に当たらないで12年を過ごした徹さんに対する不憫な気持ちがこみ上げてきて、改めて、保護説得という名の監禁行為がいかに残虐であるかという思いを強くしました。


<個人を長期間監禁して行動を制約することは、国際的な人権規準から見ても容認できない>(米本さんがブログ「火の粉を払え」で紹介されている「国境なき人権」の報告書より)
<信者を拉致の予定場所までおびき出す口実としては、実家の訪問、食事の招待や家庭の行事が使われる。拉致は高齢の両親だけでは物理的に不可能なので、親族などから数人の協力が不可欠だ。これらの人たちは拉致行為に共同責任を負うこと、刑法で3カ月から7年の懲役刑に相当する犯罪であることを認識しなければならない>(同)

この指摘は重いと思います。
拉致監禁グループ=すべて犯罪者、この認識を強く持ちたいと思います。
2012-03-26 08:37 | みんな | URL   [ 編集 ]

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プロフィール
拉致監禁被害者後藤徹氏の裁判を支援する会
世話人:宿谷麻子 <2012年10月15日逝去>
(強制脱会者)
世話人:koyomi
(強制脱会者)
世話人:小川寿夫
(自主脱会者)
世話人:yama
(強制脱会説得体験者。教会員)

連絡先:gotosaiban-contactus@yahoo.co.jp

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