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NI氏の陳述書(2)その2-YS氏の陳述書(2)に対する反論。宮村氏はカウンセラーと自称したことはない。

先回に引き続き、NI氏の陳述書(2)をご紹介します。
今回は、YS氏の陳述書(2)に対する反論です。

NI氏の陳述書(2)の構成
第1.はじめに
第2.甲第86号証MKの陳述書について
第3.甲第88号証YSの陳述書について
第4.MM氏方訪問について
第5.星野結美の陳述書 (甲第47号証)について
第6.最後に
青字が今回アップしたもの



 YS氏は、宮村氏のカウンセラーとは程遠い行状について、詳細に自身の陳述書のなかで述べていましたが、NI氏は、それに対し、宮村氏はカウンセラーと自称したことはないという反論をしています。

たしか、宮村氏の説得によって脱会したK氏が宇佐美氏を訴えた裁判では、宮村氏はK氏の友人だと証言してました。

もちろん、YS氏は、宮村氏のことをカウンセラーだとは微塵も思ってないのは明白です。




 
第3.甲第88号証YSの陳述書について
1.私との関わりについて
1頁に、私NIは週に3日ぐらいのパートをして、それ以外の時間は宮村さんとともに脱会説得活動に「邁進していた」という内容の話がありますが、それは事実ではありません。当時、週に3~4日の仕事に就いていましたが、それ以外の日は足の悪かった母に代って家事をしたり、別のアルバイトをしたりしていました。そうした生活の中で空いた時間に、水茎会で話し合いのお手伝いというボランティアをしていたのです。ですから、宮村さんの右腕とか左腕だということもありません。また、私はYSさんに「原理が正しければ腹を掻っ捌く」などとは言っていません。

2. 原研の活動について
2頁に 「化学雑巾やハンカチを売り歩いたことはあります。しかしこれは、野の花会という統一協会員の方が運営しているボランテイア団体の講習を受け、正式に会員となり、会員証も交付してもらって行っていたことで、ボランテイア活動として行っていたことです。売り上げがほとんど福祉団体に寄付されず、原研の活動資金になるとか.統一協会の献金になるといった話は聞いたことがありません。」との記載があります。これも全くのごまかしです。信者ならば、売り上げが原研の活動資金になったり、統一協会への献金になるという話を聞かないはずはありません。毎日目標を立てさせられ、時間を区切って本部に電話報告をすることになっていました。
こうした活動は内部ではF (エフ) と呼ばれていましたが、Fとはファンドレイジング (資金調達という意味) の略で、まさに統一協会のために資金を集める活動だと判ってこれを一生懸命行っていました。私は地区教会の所属でしたが、やはり「野の花会」の会員証を発行してもらい、ハンカチを販売していました。「野の花会の者です」と言えば、統一協会員や原研のメンバーであることを隠せるからです。霊感商法で信者が有罪となった「新世事件のあとに、「野の花会」を名乗る人物が不法侵入で逮捕されたという記事が新聞に掲載されていました。このように原理研究会も含む統一協会のボランテイアを装った資金獲得の活勤は、とても問題が多いと思います。
原理研究会の伝道活動については、原研出身の元信者に聞くと、「カープ(CARP、原理研究会の略称)」だと言って伝道はするが、原理研究会とははっきり言わないし、統一原理を勉強してゆくゆくは合同結婚式に参加することになることも言わないそうですので、不誠実なやり方です。また、私が知っている元信者は大学の新間会の活動をしていましたが、大学公認"の新聞であるとうそを言ったり、その大学の学生ではないのに大学名を偽って募集を集めたりしていたとはなしています。
私は学生時代のYSさんは知りませんが、一緒に活動していて脱会した人にYSさんの話を聞きました。

3. 水茎会の主催者について
3頁前半に水茎会の主催者について書かれています。何かの会を主催するといえば、中心となってその会を催すことあるいは催す団体や人のことをいいます。会合で前に立って話をするのが、主催者とは限りません。勿論宮村さんはお金の決裁権は待っていません。水茎会では会計担当が別におり、会計報告もきちんと行われています。水茎会は破壊的カルトの被害者の家族が運営する会であって、宮村さんの主催する会ではありません。

4. 監禁中の誹議中傷について
3頁23~27行目に「NIさんの言う通り、誹議中傷されたり、罵言雑言を浴びせられたことを理由に統一協会をやめるような人はいないでしょう。」とありますが、その上に引用されている私の陳述書をよく読んでもらえばわかりますけれども、私の陳述書の内容はこういう意味ではありません。話し合いの最中に、誹傍中傷されたり、罵言雑言を浴びせられること自体がないと言っているのです。たとえば私だったら、罵言雑言を浴びせられていたら脱会していないと思います。信者本人と冷静な話し合いをしたいと望んでいるのに、わざわざ本人が不愉快になるようなことはしません。それでなくても本人は、 予め統一協会での反牧対策の教えこみのために植え付けられた恐怖感や嫌悪感で一杯なのですから。それでもYSさんが自分への誹傍中傷だと感じたとしたら、次のような理由が考えられると思います。統一協会では、人問は皆堕落しているので、自己否定と言って、まずは自分自身を否定したり、アベル (上司) から否定されることを通して堕落性がなくなっていくと言われ、実行しています。ですから、組織や教理に対する批判であっても、感情的になって自分が否定されたように感じてしまうのではないでしょうか。それを「誹議中傷」などと称するのは判らないでもありません 。

5.パスポートの件
  5頁から6頁2行目にかけて、パスポートを発行できなくすると 、勝手に申請して所持するなどと脅されたとありますが、外務省が親の依頼で発行しないなんてことはありえませんし、他人が申請してパスポートが発行されることもありえないはずです。ありえないことを言って脅しても効果がありませんから、言う理由が見つかりません。当時、YSさんをはじめ皆さん冷静ではなかったので、事実を誤認したのかもしれません 。

6.TYさんの件
  6頁のTYさんのことに対する反論は、反論になっていません 。甲34の1O頁では、全体を読めば、愛人とほのめかしているのは明らかです。さらに「ある元信者の親」から「宮村の愛人みたいで不快に思った人がいたらしい」と聞いたという、いわゆる噂話だけで、名誉を致損するような重大なことを正式書面に書いて裁判所に提出すべきではないと思います。さらにYSさんは甲88の9頁18行から次のように書いています。「私が偽装脱会をしていた頃、『統一協会をやめてくれたのは嬉しいが、今度は、宮村のところに行ってしまった』と嘆く親御さんがいました。私にY子ちゃんのようになってはだめよ』とアドバイスしてくれた前述の元信者のお母さんは、『宮村依存症』ないし『宮村教の信者になってはいけないという意味も込め、私に忠古してくれたのだと思います。」
これを読むと、「Y子ちゃんのようになってはだめよ」は、愛人と思われるようになってはだめなのか、宮村依存症になってはだめなのか、YSさんの認識はどちらなのか疑問です。自分が書いたことのまちがいを指摘されて、話をはぐらかしているとしか見えません 。

7.YSさんの情報取得について
  甲88の7頁前半では、統一協会に入信した本人を家族がなんとか救いだしたいと思っているというのに、その情報を統一協会に漏らしていたとYSさんが得々と述べているのは、大変ショックでした。とすると、甲34号の16~17頁で拉致監禁に加担するのは嫌だという理由をつけていますが、Hさんの話し合いの場所へは、良心の呵責から行けるはずもないと合点がいきます。その後ホテルのレストランでのお祝いに「心ならずも」参加したと述べていますが、Hさんのご両親にごちそうになって飲食したわけですから、さぞや針の筵だったことと思います。しかし甲88号の陳述書を読むと、いったいYSさんは、強制されていやいや水茎会の葉会に参加していたのか、それとも統一協会側に情報を伝えるために熱心にスパイ活動をしていたのか、どっちにしても、とても矛盾した内容です。

8.マンションの家賃について
  ここでは、私の陳述書 (乙ハ13号6頁下から5行目) の 「甲34の14頁後半から15頁にかけて、数か所のマンションの家賃を会費でまかなっているというくだりがありますが、すべて推測や憶測であって、事実は違います 。」に対する反論だと思われます。しかし、ゼンリンの地図に居住者名が書かれていることが、なぜ家賃を会費でまかなっていないことの反論になるのかわかりません。家賃は通常そこに住んでいる人が払うものだと思います。それに、ゼンリンの記載は本当に正しいのでしょうか。どこまで調べて書いているのでしょうか。現に 「ゴトウ」と書いてあるのを見ると、調査が遅かったので 「高橋」から後藤に書き換えるのが遅くなっただけと思われます。

9.信者の情報管理について
  9頁3行から9行目についてですが、「しかし、教会員の帰省先を元信者が聞いていることもありますし、仮に聞いていなかったとしても、宮村が知り合いの弁護士に頼めば実家の住所を調べることは可能と思います」とあります。帰省先も知らないのに住所を調べることが可能だとは思いませんが、私の知る限り20数年間で一度も信者の実家の住所を弁護士に頼んで調べてもらったことはありません。またそんなことを引き受ける弁護士がいるとは思えません。
  渡辺弁護士のことが書かれていますが、私は何も知りませんし、宮村さんや水茎会と渡辺弁護士は全く関係ないし、連絡もとっていないはずです。

10.カウンセラーについて
  9頁後半に有田芳生さんの中島知子さんのカウンセリングに関する引用が載っていますが、YSさんはこのあとの部分だけ、突然宮村さんを 「カウンセラー」と扱っていて、大変可笑しいと思いました。ところで、宮村さんはカウンセラーと自称したことはありません。四六時中宮村さんを監視していたわけではありませんが、そのくらいはわかります。
  また、カウンセラーはボディータッチをしてはいけないとか、カウンセリング対象の成人女性を「ちゃん」付けで呼んではいけないなどと出所不明の内容を書いて、宮村さんはどちらも行っておりけしからんと書いておきながら、最後に (10頁24~25行) 本人の意思を無視し無理矢理会話を強要するのでカウンセリングなどと呼べるものではないと断定しており、論理が支離滅裂です。
  なお、宮村さんが元女性信者とサウナに行くのは、ハーレム状態を楽しんでいるのだなどと書いてありますが (10頁6行~25行)、なぜサウナに行くのがハーレム状態になるのでしょうか。サウナに行くのは宮村さん以外の男性も一緒のことが多いです。勿論サウナは男女別々に分かれています。
  YSさんも偽装脱会中にサウナにみんなで一緒に行っています(1頁6~8行)。その時ハーレムだと感じたり、宮村さんに帰依しているように感じたりしたようには記述されていませんし、そんなことはなかったはずです。
続く



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2013-01-24(Thu)
 

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恐怖感 

<それでなくても本人は、 予め統一協会での反牧対策の教えこみのために植え付けられた恐怖感や嫌悪感で一杯なのですから>

恐怖感や嫌悪感で一杯の人間が、どうしてマンションから一歩も外に出ないで、話し合いに応じるのでしょうか。

反論すればするほど、論理の矛盾が浮き上がってきますね。
2013-01-25 08:28 | みんな | URL   [ 編集 ]

No title 

いつもお世話になっております。東洋医改めキチガイ医の内海です。以前のやや日カルトの記者会見時に関係させて頂いてから、ブログの方は興味深く拝見させて頂いております。この度ご迷惑かもしれませんが、当方の情報ツール(フェイスブックやブログなど)でディプログラミングの話がでて、その知識を教えるために
火の粉を払え
拉致監禁by宮村の裁判記録
HUMAN RIGHTS VIOLATIONS IN JAPAN 1966-2011
三つのブログを掲載しましたのでご報告いたします。またディプログラミングのことについて医師や活動家として、私なりに簡単にまとめてみた文章をブログにも掲載しましたので、興味がある方はご覧ください。御三方のブログは、一時期的にかなりの閲覧数になる可能性があるかもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。
2013-01-26 16:26 | キチガイ医 | URL   [ 編集 ]

内海医師のブログのURL 

内海医師(キチガイ医さん)のブログ記事のURLは下記です。

http://touyoui.blog98.fc2.com/?no=186

拉致監禁の何が問題なのか、統一教会と関係ない立場で書かれてます。
2013-01-26 18:40 | koyomi | URL   [ 編集 ]

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